マレーシアのインフレの原因はコンテナ!?

マレーシアニュース

Contents

ニュース記事:

Inflation is worldwide because of supply disruptions, says minister

 

出典:

Inflation is worldwide because of supply disruptions, says minister
Malaysia’sinflationrateroseto3.2%,withtheconsumerpriceindexupfrom120.6to124.5overayear.

 

記事の超簡単要約:

2022年1月21日マレーシアのモハメド経済担当大臣は、

『統計によるとマレーシアのインフレ率は、3.2%と上昇しました。

このインフレは、サプライチェーンの混乱と高いエネルギーコスト

によって引き起こされています。

インフレの上昇で、低所得者の家計に影響が及んでいます。

マレーシア政府は、ガソリン、ディーゼル、食用油、小麦粉などへの

補助金を配賦し価格の安定をはかります。』と述べました。

 

この記事に関する大丸の雑感:

ここからは、大丸の雑感です。

私は現在、マレーシアで海外駐在をしています。

マレーシアでは、新型コロナウイルスの影響で多くの人達が仕事を失いました。

またこの2年間、ほとんどの企業では昇給は実施していません。

しかし生活必需品の価格は、上昇しています。

 

まとめ:

モハメド経済担当大臣はインフレの原因を、

『サプライチェーンの混乱と高いエネルギーコストによって引き起こされている。』と述べています。

このサプライチェーンの混乱について、考察してみました。

 

サプライチェーン = 物流コストの高騰です。

物流コストは、2020年の後半頃からじりじりと価格が上がっています。

これは私の仕事にも関係しています。

商品をマレーシアへ輸入する際に、

コンテナに積めて商品を輸入しますが、

このコンテナの予約が難しくなり価格も上昇しました。

 

原因は、中国にあると言われています。

2020年後半から、中国は他国に先駆けて経済が回復しました。

全世界で、新型コロナウイルス感染拡大により生活用品等や

巣ごもり消費の急増により、中国からの輸出量は、爆増しました。

またコロナの影響で、港湾職員が不足し、港でのコンテナの処理が追いつかなくなり、

各国の主要港でコンテナが混雑し、コンテナが滞留するという事態が拡がったのです。

このコンテナ不足で、輸出港にもよりますが、

コンテナの運賃は1.5倍~4倍に上昇しています。

 

また多くの会社では、コンテナを使用して輸送時間が遅れることを心配して

航空輸送にシフトしています。

商品を移動するための輸送コストは、最終的に商品の販売価格に含まれます。

会社は、商品の価格を上げなければ利益を出すことはできません。

これが、マレーシアで起きているインフレの原因の一つです。

 

物価は上昇し続けていく、、、、、

しかし新型コロナウイルス不況で、給与は下がっていく、、、、、

この負の反比例現象は、一体いつまで続くのでしょうか?

宝くじでも購入して、一発逆転を本気で悩んでいます。

 

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

ブログランキングに参加しています。

下のバナーを押してくれるとブログを続ける励みになります。

応援よろしくお願い致します。

コメント