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ニュース記事:
Look east policy still paying off after 40 years
出典:
記事の超簡単要約:
2021年12月14日高橋克彦駐マレーシア大使は、
『マレーシアはルックイースト政策を掲げてから、来年で40年となります。
ルックイースト政策は、マレーシアで多くの成果を上げてきました。
1つの例を挙げるとルックイースト政策のもと、
26,000人以上のマレーシア人が日本へ留学しました。
これらの留学生が日本とマレーシアの2国間の経済関係を強化なものとし
非常に重要な役割を果たしています。
またマレーシア国内に筑波大学の支部を開設することを検討しています。
日本とマレーシアの関係は、次のステップへと進展していくでしょう。』
と述べました。
この記事に関する大丸の雑感:
ここからは、大丸の雑感です。
私は現在、マレーシアで海外駐在をしています。
1981年マレーシア第4代首相に就任したマハティール氏が、
提言した内容がルックイースト政策と呼ばれるようになりました。
マハティール氏は、日本の労働倫理である個人の利益よりも集団の利益を
優先することを学ぶ必要があると提言しました。
こうしたマハティール氏の後押しもあり、
マレーシア国内では、日本に対する関心が高まり、
人材教育の一環として多くのマレーシア人が日本へ留学しました。
まとめ:
現在のマレーシア人の人気の留学先は、経済成長の著しい中国や欧米です。
日本への留学は、減少傾向にあります。
減少傾向の一番の理由は、バブル崩壊からの経済停滞が理由でしょう。
日本の労働倫理、文化、歴史がどんなに素晴らしくても、
経済が低迷していては、マレーシア人の若者達は、
日本で勉強しようとは考えません。
マレーシアの若者達は、留学先で学んだ、言語、知識、経験を、
自分の将来に活かすことができるのかを考えて留学先を決めているはずです。
そう考えると、マレーシア人が日本への留学が減少しているということは、
マレーシア人の若者に
『日本には明るい将来がないんだよ』と言われているように感じます。
昨年、私のマレー人の同僚の娘さんが、アメリカもしくは日本の
どちらに留学するべきか迷っていると相談を受けました。
私は、マレーシアに駐在する日本人代表として、日本留学を強く勧めました。
同僚の娘さんは、未だに留学先を決めていませんが、
引き続き、日本への留学者を増やす草の根活動を続けていきます。
日本政府や日本企業は、官民一体となって、
日本への留学生を増やす努力をして頂き、
将来的に日本とマレーシアの2国間の経済関係が
さらに強化になることを祈ります。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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