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2021年4月マレーシア市況について思うこと
マレーシアでは、定期預金金利が急落しています。
昨年までマレーシア定期預金金利は、2%~4%前後でしたが、
2021年に入りマレーシアの各銀行の定期預金金利は、1.5%前後となっています。
そこで、今回はマレーシアで安定的に配当収入が得られる株の購入の検討をしてみました。
その会社とは、『味の素マレーシア』です。
会社概要
『味の素マレーシア』は、日本の『味の素株式会社』の子会社です。
味の素グループは、食品、医療、健康、バイオ事業の軸に、
日本を中心に世界中に味の素商品を販売している会社です。
売上と純利益:
2018年 | 2019年 | 2020年 | |
総売上 | 436,286,000 | 447,731,000 | 461,689,000 |
純利益 | 56,262,000 | 56,581,000 | 59,854,000 |
純利益率 | 12.90% | 12.64% | 12.96% |
毎年確実に売上を伸ばしています。
また純利益率は10%を計上しています。
配当金:
2018年 | 2019年 | 2020年 | |
純利益 | 56,262,000 | 56,581,000 | 59,854,000 |
配当額 | 28,131,000 | 28,290,500 | 29,927,000 |
利益剰余金 | 372,749,005 | 401,058,290 | 432,336,646 |
利益剰余金÷純利益 | 6.6 | 7.1 | 7.2 |
配当性向 | 50% | 50% | 50% |
一株あたり配当金 | 0.43 | 0.43 | 0.46 |
投資利回り | 2.82% | 2.84% | 3.00% |
配当性向は、毎年50%を保っています。稼いだ分をしっかりと株主に還元しています。
また利益剰余金もしっかりと保有しています。
将来的に、配当金を配当できる体力が『味の素マレーシア』にはあります。
(利益剰余金÷純利益=7.2年間)
そして投資利回りも3%前後保っています。
注:配当性向とは?(配当金÷純利益 純利益をどのくらい配当しているかを表す)
自己資本率:
2018年 | 2019年 | 2020年 | |
資産合計 | 486,591,789 | 533,261,262 | 580,449,992 |
純資産合計 | 437,129,105 | 465,334,797 | 495,678,104 |
自己資本比率 | 90% | 87% | 85% |
『味の素マレーシア』の自己資本率を見て、驚きました。
驚異の80%超えです!!
ちょっとの不況が来ても、『味の素マレーシア』は安定的に商売を続けられるでしょう!
また財務諸表によると、『味の素マレーシア』は借入金がありませんでした!
財務基盤がハンパない会社です!
その他指標:
2018年 | 2019年 | 2020年 | |
PER | 17.7 | 17.6 | 16.6 |
PBR | 2.28 | 2.14 | 2.01 |
ROE | 13% | 12% | 12% |
EPS | 0.86 | 0.87 | 0.92 |
上記は、参考指標です。ROEは、10%を超えています。
またEPSは、微増ですが毎年数値が改善しています。
注:
・PER = 時価総額÷当期純利益 (何年で時価総額を稼ぐのかを確認する)
・PBR = 時価総額÷総資産(総資産は時価総額の何倍か?一般的に1以下が良い)
日経平均は1~1.5前後 1.5以下なら割安
・ROE = 純利益÷純資産×100(一般的に10%を超えると優良企業)
・EPS(1株当たり純利益)=当期純利益÷発行済み株式数(右肩上がりの企業が優良)
株価:
昨年の新型コロナウイルスのロックダウン時に、
16RM前後だった株価は、11.5RM(30%ダウン)まで落ち込みましたが、
現在は以前の株価まで戻してきています。
『味の素マレーシア』は、盤石な財務基盤、安定的な収益があります。
新型コロナウイルスが終息に向かえば、株価は必然的に右肩に上がっていくと
予測しています。
まとめ:
『味の素マレーシア』2021年の決算書は公表されていませんが、
四半期報告書を確認すると、売上は2021年と2020年と比較すると
5-10%減少となりそうです。
しかし純利益は、10%前後を確保できるでしょう。
昨年は、新型コロナウイルスの影響で市場が混乱しましたが、
『味の素マレーシア』にとっては、あまり影響を受けなかったようです。
私は、景気が良かろうが悪かろうが、『味の素マレーシア』の商品を毎月購入します。
毎日の味噌汁の出汁には、『味の素』を欠かすことができません。
またマレーシア人の食生活にも『味の素マレーシア』の商品は、
食文化として根付いています。
これは私一個人の意見ですが、『味の素マレーシア』の業績は、今後も伸び続けるでしょう!
また『味の素マレーシア』のマレーシア国内の工場が、
東南アジアや中東地域の基幹工場となると考えています!
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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