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マレーシアニュース記事訳:
マレーシア~シンガポール間の新幹線は協議中
ニュース記事:Malaysia, Singapore still in negotiations on proposals regarding HSR project, says minister
出典:
記事の超簡単要約:
2020年11月27日マレーシア首相府のモハメド大臣は、マレーシア~シンガポール間を繋ぐ新幹線プロジェクトについて、『マレーシアとシンガポールの政府は、2020年12月31日までに交渉を終え、両国の政府より正式に決定事項を発表する』と述べました。
この記事に関する大丸の雑感
ここからは、大丸の雑感です。
マレーシアとシンガポールを繋ぐ新幹線(高速鉄道計画)ですが、先日モハメド大臣が発表したように、今年の12月31日までにマレーシアとシンガポールの両政府は、交渉を終えて
プロジェクトの開始に向けて声明を発表するのでしょうか?
期待が高まりますね!
新聞、インターネット等でこのマレーシアとシンガポールを繋ぐ新幹線(高速鉄道計画)に
ついて調べてみました!
2010年10月:
マレーシア政府が、マレーシアとシンガポール間を結ぶ高速鉄道計画を発表
2013年2月:
マレーシアのナジブ首相とシンガポールのリー首相が高速鉄道計画の建設を正式に合意する
2013年8月:
マレーシア政府が経済閣僚会議で、高速鉄道計画の報告書が正式に承認される
2013年12月:
両国間で合同閣僚会議が開始される
2014年1月:
マレーシア政府は、マレーシア側の発着駅は旧空軍跡地のバンダーマレーシア地区にすると発表する
2015年5月:
両国政府は、高速鉄道の完成時期を再考する必要性を発表
2016年1月:
シンガポール政府は、シンガポール側の発着駅をジュロンイースト地区にすると発表
2016年7月:
両国政府は、高速鉄道計画の基本契約事項に合意し2026年までに開業すると声明を発表する
2016年12月:
両国政府は、高速鉄道計画の建設工事計画に合意することを発表
2018年5月:
マレーシアの政権交代となり、多額の連邦債務が発覚したことから建設計画の履行を延期すると発表
2020年5月:
新型コロナウイルスの影響を考慮し、両国政府は2020年12月末まで延期を発表する
時系列で調べて驚いたのですが、この新幹線プロジェクトが発表されたのは、
2010年10月なのですね。両国間のプロジェクトの担当者の方々は、さぞ苦労されて
いると思います。
やはり2つの国で、1つの巨大プロジェクトを完成させて、事業を継続させていくのは
難しいのでしょうか?
年末12月31日までに、両国政府の発表がどのようになるか楽しみですね。
まとめ:
マレーシア(クアラルンプール)からシンガポールへ行く一般的な方法としては、
飛行機、バス、車(自分で運転)の3つの方法があります。
各移動手段での所要時間を下記に記載します。(マレーシア→シンガポール)
・飛行機
1時間(街中→空港)+1時間(空港) +1時間(飛行機移動) +1時間(空港→街中)=4時間
・バス
0.5時間(街中→バス停)+5時間(バス移動) +0.5時間(イミグレ) =6時間
・車
4時間(車移動) +1時間(イミグレ) +0.5時間(イミグレ→街中)=5.5時間
シンガポール側のイミグレーションの混み方次第では、さらにプラス1~2時間となります。
飛行機、バス、車のどの交通手段でもマレーシアからシンガポールへの移動時間は、
約半日かかります。
・新幹線
0.25時間(街中→駅→イミグレ)+1.5時間(新幹線移動) +0.25時間(イミグレ→街中) =2時間
移動手段 | 所要時間 |
飛行機 | 4時間 |
バス | 6時間 |
車 | 5.5時間 |
新幹線 | 2時間 |
新幹線は、他の交通手段と比べて圧倒的に時間を短縮することができます。
新幹線の費用は、いくらぐらいになるか発表されていませんが、多少値段が高くても
時間と安全が担保されているのであれば、間違いなく多くの人々が、新幹線を利用する
はずです。
両国の発着駅ですが、街中に建設される予定です。飛行機のように郊外へ行く必要がありません。また日本仕様の新幹線が採用されれば、時間通りにダイヤが運行されるでしょう!
そして両国のイミグレーションでのパスポート検査も大幅に短縮される予定です。
一日早く、この新幹線計画がマレーシアとシンガポールの政府間で合意され、
建設工事が始まることを期待しています!
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