ニュース記事要約:マレーシア政府、長期間の国境閉鎖はできないと述べる(雑感:デング熱とコロナウイルス)

マレーシアニュース

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マレーシアニュース記事訳:

マレーシア政府、長期間の国境閉鎖はできないと述べる

 

 

ニュース記事:Malaysia cannot remain closed for too long, says Ismail Sabri

 

 

出典:

Malaysia cannot remain closed for too long, says Ismail Sabri
ARAU, Dec 12 —The government cannot be closing the country indefinitely and not allowing the people to move freely, said Senior Minister (Security Cluster) Datu...

 

 

記事の超簡単要約:

2020年12月12日マレーシア政府イスマイル安全担当大臣は、コロナウイルスによる国境閉鎖について『長い期間続けることはできない』と述べました。

 

またイスマイル安全担当大臣は、『コロナウイルスは、デング熱と同じように常に私達のまわりにいます。デング熱と同じように感染を防ぐ予防措置を個人が講じるべきだ』と述べました。

 

『人々が政府の定める標準手順に従えば、台湾のようにコロナウイルスの感染を防ぐことができる』と述べました。

 

 

この記事に関する大丸の雑感

ここからは、大丸の雑感です。

 

イスマイル安全担当大臣が、コロナウイルスとデング熱を比較したように2つの感染者数と死亡者数を調べてみました。

 

下記のグラフは、2020年の12月13日までの約1年間の数字です。

感染者数合計死亡者数死亡率(%)
デング熱72,9521180.16%
コロナウイルス80,3094020.50%

 

デング熱の感染者数72,952人で、死亡者数118人です。

コロナウイルスの感染者数80,309人で、死亡者数402人です。

デング熱の死亡率は0.16%、コロナウイルスの死亡率は0.5%です。

両者共に、死亡率は1%以下の数字です。1%以下の死亡率と聞くとそこまで恐れなくて

も大丈夫かなという気になりました。

 

しかしコロナウイルスウイルスの方がデング熱と比べて約3倍の死亡率です。

また年代別の統計をマレーシアで探してみましたが、確認することはできませんでした。

 

 

最後にマレーシアのデング熱の感染者数の数字があったので、グラフに纏めてみました。

2020年はまだ終わっていませんが、予測値の8万人を入力しました。

 

 

2000年前後は数万人だったのが、2013年から10万人を突破しています。

2020年は8万人前後となりそうです。活動制限等で外出が控えられたので、

感染者が減少したのでしょうか?

 

 

まとめ:

2020年12月12日マレーシア政府イスマイル安全担当大臣は、『外国人労働者が数十人単位の窮屈な状況で生活すると、コロナウイルスが急速に広がる可能性がある。雇用者は外国人労働者の環境を改善する必要がある』述べました。

 

マレーシアの多くのコロナウイルス感染者は外国人労働者と報道されています。

もしこの報道が正しければ、外国人労働者をコロナウイルスの感染に追いやったのは、

外国人労働者の雇用者ではないでしょうか?

 

このコロナウイルス感染の流行で、世界的にはリモートワーク、分散通勤などが広がっています。マレーシアの外国人労働者には、リモートワーク、分散通勤などは全く関係ありません。まずは外国人労働者の生活環境の改善が必要です。

 

先進国でも雇用主と労働者の立場は対等ではありませんが、マレーシアの外国人労働者は圧倒的に弱い立場にあります。

この爆発的なコロナウイルスの感染によって、マレーシアの外国人労働者の立場の見直しと生活環境が改善されること期待します。

 

未だに終息の兆しが見えていないコロナウイルスですが、台湾のように一人一人が他人を思いやる気持ちで、感染を防ぐ行動を取れば、コロナウイルスは撲滅できると信じています。

 

 

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